第25回MANGA OPEN大賞を受賞した新人作家・藤井哲夫先生の原作に「沈黙の艦隊」、「ジパング」などの傑作を生み出したかわぐちかいじ先生が作画を担当するSF漫画です。
ビートルズのコピー・バンド「ファブ・フォー」のメンバー・ショウとマコト。同じくメンバーのレイとコンタと共にビートルズという強大な魅力を持ったロックンロールにとりつかれ、日々コピー・バンドとしてライブをする日々を送っていた。ある日マコトはビートルズを生んだリヴァプールで開催される「ビートルズ・コンベンション」に参加しようとメンバーに話を持ちかける。「世界一となった俺たちが二代目ビートルズとしてオリジナルを出すんだ」と言うマコト。しかし、レイはそれに対して「くだらない。」の一言。「ビートルズになりたくないのか?」と聞くマコトに「俺はお前より...ビートルズを好きなんだ」とだけ答えるマコト。
その件が引き金となり、レイは次第にバンドから離れていく。時を待たず、レイは「ファブ・フォー」を脱退することに。解散ライブ後、最後にレイを説得しようと駅まで追いかけるマコト。遅れてショウも駆けていく。
ショウが二人に追いついたホームでマコトはレイに問いかける。「本当にビートルズになりたくないのか」
レイの答えは「...なる。だがお前のやり方じゃない。」
レイを押すマコト。飛び込むショウ。三人共にホームに投げ出された時、電車が通過する。
目を覚ましたショウの眼前に広がるのは、見知らぬ風景だった。側にマコトも倒れている。状況把握出来ない二人が拾った新聞の日付は、1961年3月11日。
ビートルズ誕生以前の日本であった。
とまあ、こんな感じのあらすじですが、いわゆるタイムスリップものです。第1巻が発売されたばかりの本作ですが、正直今年の作品では一押しです!!
まだまだ物語は始まったばかりですが、もういきなり面白いです。とても個人的な話になってしまうんですが、ロックンロールを愛する人間にとってビートルズはやっぱり別格なんですよね。本作のマコトとレイのように人生観に影響した人間は少なくないはずです。
本作では、そのビートルズへの愛が随所から感じられます。ビートルズというのは一つの文化と言っても過言ではありません。50年にも渡り世界中の人間を虜にさせるバンドを通した漫画なんて既に題材勝ちしています...!!そのビートルズに通じる音楽背景、ビートルズ誕生以前の日本文化などが全てビートルズへの愛に繋がっています。
あと、ビートルズ誕生以前にタイムスリップとか...全てのロックンローラーが胸を熱くする展開ですね。これからおそらくマコトとレイのビートルズ観の対立が描かれていくのだと思うのですが、すでに第1話から読者に考えさせてくるのです。
第1巻中ではマコトがかなり大きな事態を引き起こしていくのですが、そこの軸が「ビートルズの更なるオリジナル」にターゲットされている点が素晴らしいです。
個人的な考えを言うと、ビートルズ以外にビートルズになれるバンドは存在しません。ビートルズを愛しているものほどそこは前提になると思います。そして本作もその点において非常に自覚的です。自分がビートルズになるというお題目をマコトは含ませますが、マコトの考えの軸はそこではありません。
強いてはおそらくこの先、そのマコトの考えに対するアンチテーゼをレイが示していくのではないえしょうか。それだけで、この世界中のビートルズファンの数だけ解釈が生まれます。つまりもう、とてつもない魅力を持ったプロットなわけです(笑)
もうベタ誉めしてしまいましたが、本当にこれは期待出来る作品です!早速1巻を読んで、連載を追っていきましょう!
ビートルズのコピー・バンド「ファブ・フォー」のメンバー・
その件が引き金となり、レイは次第にバンドから離れていく。
ショウが二人に追いついたホームでマコトはレイに問いかける。「
レイの答えは「...なる。だがお前のやり方じゃない。」
レイを押すマコト。飛び込むショウ。
目を覚ましたショウの眼前に広がるのは、見知らぬ風景だった。
ビートルズ誕生以前の日本であった。
とまあ、こんな感じのあらすじですが、
まだまだ物語は始まったばかりですが、もういきなり面白いです。
本作では、そのビートルズへの愛が随所から感じられます。
あと、ビートルズ誕生以前にタイムスリップとか...
第1巻中ではマコトがかなり大きな事態を引き起こしていくのです
個人的な考えを言うと、
強いてはおそらくこの先、
もうベタ誉めしてしまいましたが、